JxJ「READY!」

READY!
セガゲームミュージックを手掛けるギタリスト・瀬上純氏と、声優の野田順子氏で結成された音楽ユニット"JxJ"のミニアルバム。
「READY!」は、女性ボーカリストをフィーチャーした日本語のボーカル曲を製作するという瀬上氏の構想が企画の発端ということで、野田順子氏(一部作詞も担当)が日本語の歌詞で歌っております。
瀬上氏がかつて作曲を担当したデイトナ サーキットエディションやNASCER、ソニックシリーズでは英語のボーカルがメインでしたが、いつものポジティブな”瀬上節”アメリカンロックと、野田氏のポップス系の日本語ボーカルの融合が意外に新鮮で、リスナーにパワーを分けてくれるような楽曲の雰囲気が印象的です。
収録曲は、瀬上氏が過去に担当したセガゲームミュージックのリメイク3曲、オリジナル3曲という構成で、ベースはTakeshi Taneda氏、ドラムはMark Schulman氏と、ソニックヒーローズの楽曲にも参加しているミュージシャンを擁し、安定感は抜群ですね。
この素晴らしいクオリティで、全6曲約23分の収録というのは、寂しい限りです。
JxJの次回作があるのなら、今作以上にGMアレンジを盛り込んで、12〜5曲収録のフルアルバムで発売していただきたいですね。ソニックシリーズのカヴァーアルバムや、野田氏とCRUSH 40のコラボなども面白いかもしれません(さすがに無理かな)。
GMファンのみならず、声優ファン・アニメファンにも訴求力が期待できる今回のユニット。ゲームミュージックや瀬上氏のファンの裾野を広げるべく、単発ではなく今後も活発に活動して頂きたいですね。


さて、最後にリメイク曲についてですが、私が聴いた限りでは、「WAY TO GO!」がソニックヒーローズソニックチーム・テーマソング「WE CAN」、「風の吹くまま」がソニックアドベンチャーのエメラルド・コースト「Azure Blue World」のリメイクと判断したのですが、どうでしょうか。
あと一曲、サターン時代に担当したシリーズの曲からのアレンジがあるらしいんですが、唯一心当たりのあるビクトリーゴールシリーズはプレイしておらず、サントラも未入手のため、確認できず。
役立たずですみません。
耳に自信が無いので、違う意見をお持ちの方がいらっしゃったら、是非ご教授くださいませ。