GUITAR FREAKS V & drummania V O.S.T.

ゲームの方は1〜2回しかやっておりませんが、今回も新譜を買ってしまいました。
今回もボーカル物が多く、自分の好きなインスト曲は非常に少ないのですが、
多種多様で表情豊かな楽曲が揃っているので、聴いていて飽きないですね。
シリーズを重ねながら、常に新しい要素を取り入れ、遊び心も忘れず、
それでいて押さえるべきところはビシッと押さえているのは、流石ですなー。


収録曲で印象的な曲としては、
・「タラッタダンス」
最近のGFによく収録されていた民俗音楽の系譜に属する曲なのでしょうか?
今回はずばりフォークソングで、非常にさわやかな曲なのですが、
作曲を担当しているのが、あの泉陸奥彦氏というのがビックリ。
さすが、芸達者ですなあ。
・「三度笠ポン太は今日も行く」
ポン太は母を捜して今日も一人旅。お控けぇなすって!
みたいなノリの曲。
ハードロックの熱い楽曲に、前述の内容の歌詞が何とも「みんなのうた」で放送されそうな雰囲気でステキ。
・「HEAVEN'S COCKTAIL」
ベースでプレイするのが楽しそうなジャズ・クインテットの曲。
過去にもこういった曲が収録されてましたねえ(曲名忘れた)。
ジャズ風の曲が好きなので、この手の曲が入ってるとうれしいですね。
・「Wonderful Worker」
ちょっとプログレ?も入ったハードロック。
メインのギターとバッキングのオルガンが、暑苦しいくらいに畳み掛けてきて良いですね。
ロングバージョンで聴いてみたいですな。次回のインストベストに収録希望。
・「DESRET ROSE」
何作か前に収録されてた「DRAGON BLADE」のイメージに近い、ギターのフレーズが印象的なハードロックですね。
これから定番シリーズに成長していくのでしょうか。楽しみ楽しみ。
・「ancient breeze」
これはイイ!格好良いですね!
憂いを帯びたイントロから、重厚なリズムに載ってメロディが忍び寄ってくるような導入部が熱いですなぁ。
メロディをリードするJimmy Wekle氏の小気味良いテナーサックス、それとは対照的にハードに展開する泉氏のギター、そして全体をクールに導く肥塚氏のベースと小野氏のピアノの調和がスバラシイ。
これぞサムライ・ジャズ?!(←何処かで聞いたな)
これは是非ライブで聴いてみたいですね。
・「White tornado」
ハードロック色の強いフュージョン系の曲(なんだそりゃ)。
うねるようなギターのメロディが最高に渋いですね。
これもぜひロングバージョンの収録を願う。


冒頭では「インスト曲少ない」とか書きましたけど、結構ありますね。
しかも、どれも粒ぞろいの名曲ばかり。
今回はコナミゲームミュージックアレンジが入ってなかったようですので残念ですが、それを抜きにしても、なかなか良いCDじゃないでしょうか。
8点〜。